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M&A用語集

    簿外債務

    簿外債務とは貸借対照表上に記載されない債務のことである。貸付債権や売掛債権などの場合は、貸倒引当金などで債務の発生を予測し、貸借対照表に反映させる。しかし、係争中の案件などは、債務がないことを主張して争っているため、そこで生じる可能性のある損失を適切に決算書に反映させることができない。こういった偶発的な債務がそれである。また他にも賠償債務や保証債務などがある。こういった偶発債務は潜在的な債務であるため、決算書に注記しておくことが原則である。他にもかつて、デリバティブ取引などにおいて、多額の損失を決済時まで認識していなかったため多額の損失を出してしまうことがあったが、こういったものも簿外債務に該当する。現在は時価で決算書に反映させることになっているため、会計基準に則した決算書を作成している企業ではこういった危険性はなくなっている。ただし、中小企業では、会計基準に則した決算書ではなく税務基準によって決算書を作成していることが多いため前期はもとより賞与引当金や退職給付引当金なども簿外債務となっている場合がある。