沖縄M&Aサポートトップページ > M&A用語集 > 善管注意義務

M&A用語集

    善管注意義務

    善管注意義務とは、民法第644条に規定されるように善良な管理者としての注意義務のことを意味する。民法以外にも、会社法や金融商品取引法など複数の法律に同様の規定が存在する。何らかの業務を委任された者は、職業や専門家としての能力や社会的地位などから考えて、通常期待される注意義務を負うと考えられている。受任者が注意義務を怠った場合には、履行遅滞や不完全履行、そして履行不能など委任者が不利益を被る可能性が出てくる。善管注意義務は、M&Aなどの企業買収においても条項に盛り込まれることがある。M&Aの過程において、売り手側の経営者らが買い手側の経営者の承認を得ることなく、会社の重要な資産を売却したり、金融機関から多額の借り入れを行なうことがある。このような事態を避けるために、会社買収の基本合意書に売り手側の経営者の善管注意義務について改めて明記するのである。経営者がこの義務を怠った場合には、損害賠償請求の対象となる。